今年度に親族が亡くなってしまった


親族が亡くなった場合は1年間は喪中だと聞くけど、初詣に行くのもダメなのか?


そもそも喪中っていつまでが喪中なんだろう‥


冠婚葬祭の一般的なマナーやルールや常識って、正直頻繁にある事ではないですからいまいち分かりにくいですよね(´・ω・`)


なので


  • 喪中とはそもそも何なのか?
  • 一体いつまで喪中なのか?
  • 初詣には行ってもいいのか、ダメなのか?


を分かりやすくお話ししたいと思います


少しでもお役に立てれば幸いですm(__)m

喪中とは?~初詣に行く前に知っておくべき基礎知識~

喪中とは?

まず先に身内に不幸があった事に対し、お悔やみ申し上げます


さて、早速本題に入りますが


まず喪中とは「喪に服している期間」の事を指して特に期限と言うのはないんですね


きっとここで「ん?どう言う事?」と思っています?


少しややこしいのですが、身内や親族が亡くなった場合「喪中」だけではなく「忌中」と言うものがあるんです

忌中とは

身内が亡くなられた際、お通夜と告別式の後で「初七日法要」と言うものを行われたかと思います


大体一般的には葬儀が終わり、火葬場へ行き、骨上げまでの間に会食を済ませて骨上げに向かう‥と言う流れなので同じようにされているのではないかと思います


で 骨上げが終わって式場や集会所‥お通夜や葬儀が執り行われた場所へと戻り、最後にもう一度お経を読んでの法要があったと思うんですね


あのお経が何なのか? からになるのですが、あの法要は骨上げをしてお骨に対しての法要(お経)ではなく


本来なら葬儀が終わって7日後に行う「初七日法要」を前倒しで葬儀の後に行っているもの

なんですね


で もう終わられているのかいないのかは別にして「四十九日」と言う言葉は聞いた事があるかと思います


終わられていなければこれから法要を控えているでしょうし、済まされていれば葬儀から1カ月半前後でもう一度法要で集まる機会があったのではないかと思います


この四十九日を迎えるまでの期間を「忌中」と言い


一般的に祝い事などをしないとされているのは「喪中」の期間ではなく、四十九日を迎えるまでの、この「忌中」の期間の事を指すのです

喪中と忌中の違いとは?

|д゚){じゃあ一体「喪中」って何?


先にもお話ししましたが、「喪中」と言うのは「喪に服している期間」の事


分かりやすく言うと「悲しみから立ち直るまでの期間」とでも言いましょうか


例えば100歳を過ぎた祖母が亡くなったとなれば、ある意味大往生ですよね(・∀・)


私の祖母は91歳で亡くなったんですが、それでも親族は悲しむどころかどんちゃん騒ぎで「婆さんは大往生や!よく生きた!!」と言って湿っぽい話はありませんでした


ですがその祖母の実子である私の父は58歳で癌が原因で亡くなり、その時は家族どころか親族もお通夜も葬儀も辛く悲しいものでした


私自身も闘病生活の末に痩せ細った父の死をなかなか受け入れられずに、悔しくて数年経っても涙が出る時もありました


だけどお婆ちゃんの他界の時は病死でも何でもなく、老衰で元気に話して「おやすみ」と言ったまま眠っている状態で他界したので私自身後悔もなく

「いなくなって寂しい」と言う感情はあっても立ち直るのに時間がかかる‥なんて事もなかったんですね


このように、人の命に軽いも重いもありませんが「誰が亡くなったか」ではなく、「自分が死を受け入れるまでの期間」って相手によっても様々でしょうし期間なんて人それぞれじゃないですか(´・ω・`)


私の話が入って逆にややこしくなってしまったかも知れませんが‥


極端な話、喪中と言うのは


「大切な人が亡くなってしまって何も手に付かない状態」が喪中であって、そこに期間や期限は関係ないもの


なんですね


それとは別に「忌中」って言うのはまだ故人を送り出している最中の事だと思って下さい


お通夜や葬儀が終われば故人を送り出し終わった訳ではなく、四十九日を過ぎるまでは本来ならば7日毎に法要が行われるものだったんですね


分かりやすく言えば、本来は葬儀が終わってから7回は法要(お経を読んで手を合わせる)を行うものだったんです


ですが時代も時代で段々葬儀や法要が簡素化されて、今では葬儀の後に本来ならば7日後に行われるはずの初七日法要も葬儀と同じ日に終わらせてしまい、49日までの残りの5回の法要も簡素化と共に行わない家が大半だと言うだけで


亡くなってから49日が経つまでは、まだ故人を見送っている段階で「お通夜や葬儀を控えている状態」


これが「忌中」となります

喪中はいつまで?初詣には行ってもいい?

喪中がいつまでなのか?

初詣には行ってもいいのか?


となれば、先にもお話ししたように


四十九日を過ぎた後であれば初詣は行っても何ら問題はない


と私は思います


ただ、先にもお話ししている


「まだ49日を迎えていない、忌中の状態」であれば個人的には「初詣には行かない方がいい」んじゃないかと思います(´・ω・`)


何かと色々な意見や考え方はあるんですよ


例えば


  • 故人を偲ぶ気持ちは人それぞれだ
  • 神社はダメだけどお寺なら大丈夫
  • 喪中でも神社に初詣に行く時は鳥居さえくぐらなければ大丈夫


などなど


最近では神社やお寺でさえも「喪中の際の初詣」で「来てくれ!!」と言わんばかりにアピールしているお寺や神社もある位ですからねww


だけど喪中や忌中の際の“決められたルール”や“一般的な常識で”とかではなく

もっとそもそもの話を突っ込んでしたいと思いますが


長くなったので一旦区切りますm(__)m


>>初詣に喪中に行く場合のルールやマナーは?ダメだと言われる一般常識